奇数と偶数


代表的な剰余演算の利用といえば、奇数・偶数関連の処理です。

1.奇数・偶数と剰余


奇数か偶数かを判定するのは非常に簡単で、値を2で割った余りが0なら偶数、1なら奇数とするだけです。

下記は「入力値(自然数)が奇数か偶数かを判定する」プログラムです。


奇数・偶数の判定(C)



#include <stdio.h>
int main(void){
    int num;
    printf("自然数を入力:");
    scanf("%d", &num);
    
    if(num % 2 == 0){
        printf("偶数\n");
    } else {
        printf("奇数\n");
    }
    return 0;
}

奇数・偶数の判定(Java)

import java.util.Scanner;
public class OddEven{
    public static void main(String[] args){
        Scanner sc = new Scanner(System.in);
        int num;
        System.out.print("自然数を入力:");
        num = sc.nextInt();

        if(num % 2 == 0){
            System.out.println("偶数");
        } else {
            System.out.println("奇数");
        }
    }
}


実行結果(例)

自然数を入力:15

奇数

 

奇数と偶数の判定は、偶数が2の倍数であることを利用しています。

2の倍数である = 2で割り切れるということですから、剰余で判定が可能なわけですね。

同じように考えれば、3の倍数でアホになることもできます。

 

さらにこれを応用すれば、交互に色が並ぶ市松模様といった、規則的な模様を描くこともできますよ。